不動産売却の際には、登記が必要です。
登記とは、「登記簿謄本」に情報を記載することであり、土地やその建物の所有者をはっきりさせることです。
登記にはいくつかの種類があるため、今回は不動産売却に関係する登記と必要書類についてご紹介します。
□不動産売却に関係する登記
不動産売却の際に必要な登記は4つあります。
ここでは、それぞれの登記についてご紹介します。
1.所有権移転登記
これは、不動産の所有者が変わる際に必要となる登記です。
この登記を行うことで、所有権を第三者に主張できるため、とても重要です。
これが行われないと、第三者が自分の所有する不動産の所有権を主張した際に、対抗できず、自分のものだと主張できません。
2.抵当権抹消登記
抵当権とは、住宅ローンを借りるときに、購入する住宅の土地と建物に金融機関が設定する権利のことです。
不動産売却では、売却代金でローンを完済することが一般的であり、完済したとしても自動的にこの抵当権が外れるわけではないため、この登記をする必要があります。
これが行われないと、ローンを完済したことにはならないため、気を付けましょう。
3.相続登記
相続した不動産を売却したい場合に行う登記です。
この登記では、自分が新しい所有者になったことを示します。
これを行うことで、売却が可能になり、これを行わなければ法的に売却できません。
4.住所・氏名変更登記
登記簿謄本の持ち主の住所や氏名が現在のものと違っている場合に必要になる登記です。
これらは所有権が移転した時や抵当権抹消登記を行う際にあわせて行います。
□所有権移転登記手続きの必要書類
ここまででは、不動産売却の際には登記が必要であり、登記にはいくつかの種類があることを紹介しました。
いざ登記を行おうとしても、その手続きには必要となる書類がいくつかあります。
以下に、特に所有権移転登記の必要書類についてまとめます。
1.登記済権利証
2.売主の印鑑証明書
3.当該不動産の固定資産評価証明書
4.司法書士への委任状
5.売買契約証書
これらの必要書類はただ揃えれば良いのではなく、2であれば発行から3ヶ月以内のもの、4であれば本年度のものなどの決まりがあります。
その決まりを守って、揃える必要があります。
□まとめ
今回は不動産売却に関係する登記と必要書類について紹介しました。
登記や登記手続きの必要書類には様々な種類があります。
不動産売却に必要な登記や登記のための手続きは、負担が大きいため、専門家に任せることをおすすめします。
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